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PSN方式SSB変調回路(uPC8105GR)

  前回はディスクリート部品でSSB変調回路を作製しました。 今回は回路部品を減らし、より高い周波数で使用するため、直交変調IC uPC8105GRを用いたSSB変調回路を作製しました。

回路図

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  PSN方式SSB変調回路の説明はこちらをご覧ください。
  uPC8105GRは直交変調ICで、ワンチップ上にRF PSN生成回路、ミキサ、電力合成回路が搭載されています(下図(a)、データシートから引用)。 データシート上の動作周波数は100-400MHzですが、今回は80MHzでも使用可能でした(50MHzは動作不可でした)。下図(b)に、データシート上のイメージ抑圧比(ImR)、搬送波リーク(LoL)の周波数依存性を示します。これによると、ImR, LoLはそれぞれ-30dBc, -40dBcが期待できます。
  下図(c)は今回作製した回路の出力スペクトルです。入力レベルやAF PSNの調整を行うことで、イメージ抑圧比-51dB、搬送波リーク-40dBが得られました(f=80MHz)。


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