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ラダーフィルタ設計ツール【リンク集】

水晶発振子を用いたバンドパスフィルタ設計ツールには様々なものがありますが、ここでは手軽に使えるオンラインツールをご紹介します。簡易的な手順ですが、1~3を用いれば十分実用的なフィルタが設計可能です。
また、このツールを用いた設計例(中心周波数~10MHz, 6素子, 帯域幅~2.7kHz)を示します。

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1. 水晶発振子パラメータの計算

ラダーフィルタを設計するにあたり、水晶発振子の等価回路パラメータを得る必要あります。下のツールを用いて、実験結果からパラメータを導出します。

https://www.giangrandi.ch/electronics/xtalfilters/xtalfilters.shtml

(例)秋月電子で購入した量産品の水晶発振子(10.000MHz)
fs = 9.997733 MHz
fp = 10.013933 Hz
Cs = 9.965 fF

2. フィルタ定数の計算

1.で導出した等価回路パラメータを用いて、バンドパスフィルタの定数及び入出力インピーダンスを計算します。

https://www.giangrandi.ch/electronics/xtalfilters/xtalfilters.shtml

※リンク先のスクリーンショット
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3. 入出力整合回路

設計通りの特性を出すためには、入出力インピーダンス整合が重要です。
トランスを用いたインピーダンス変換でも良いですが、L-Cの集中定数で構成すると柔軟に設計できて便利です。

https://www.analog.com/jp/design-center/interactive-design-tools/rf-impedance-matching-calculator.html#

※リンク先のスクリーンショット
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